【お〜い!竜馬】なぜ多くの日本人は坂本龍馬が好きなのか?分析

どうも、川野です。

今回は

先日、(2021/12/01)

漫画【お〜い!竜馬】

お~い!竜馬(1) (ヤングサンデーコミックス)

お~い!竜馬(1) (ヤングサンデーコミックス)

小山ゆう, 武田鉄矢
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無性に読みたくなったので
全巻・Kindleで買いましたw

一瞬で読みたい漫画が
夜中でもポチって

即、読めるとか

やっぱ、kindleというサービスは神だなw

(一昔前なら、本屋に買いに行かないと、読めないわけですから…)

マジでAmazonのkindleというサービス
超便利。

Amazonのkindle

そして、
「お~い!竜馬」なのですが

今回、初めて読んだ!
というわけじゃなく、

20年以上前に
連載していた頃

リアルタイムで
全巻、読んでますw

その時、僕自身(10代後半の頃)

坂本龍馬や幕末の志士の生き方に
多大なる影響を受けました。w

  • 京都の霊山歴史館(坂本龍馬のお墓があるところ)
  • 松下村塾(山口県)

巡りの旅に行ったこともあります。

当時も
メッチャ、感銘を受けた漫画なのですが

今回、改めて読んでみたら
やっぱこの「お~い!竜馬」

メチャクチャ面白かったし、

歴史の勉強にもなるし、

ビジネス視点で坂本龍馬の生い立ちを見ると

そりゃー歴史上の人物の中でも
圧倒的に坂本龍馬の人気が高いのは当然のことだな。

頷けることが随所に出てきたので
その気づきを書いていきたいと思います。

坂本龍馬が人気の理由

ちなみに歴史上の人物で人気ランキングでは

  1. 織田信長
  2. 坂本龍馬
  3. 徳川家康
  4. 豊臣秀吉

(2021年川野のネット調べ)

という
ランキングが多かったです。

3〜4位に関しては順不同であったり

世代によっては、
卑弥呼や沖田総司・伊達政宗などが出てきましたが

大体が1位~4位まで

  1. 織田信長
  2. 坂本龍馬
  3. 徳川家康
  4. 豊臣秀吉

このランキングでした。

基本的に坂本龍馬以外の
ランキングに出てくる歴史上の人物。

これは「天下人」と呼ばれる
日本史の三傑ですね。

乱世と言われる
戦国時代を生き抜いて~江戸時代まで

「天下統一」による
泰平の時代を築こうとした主要人物が

  • 織田信長
  • 豊臣秀吉
  • 徳川家康

「天下人」と呼ばれている人たちなわけです。

今も小学生〜歴史の勉強で必ず学ぶ
老若男女、誰もが知る
知名度の最も高い歴史の人物と言えるでしょう。

しかし、その中に割って入る

坂本龍馬!

学校の歴史の時間では

明治維新の起点となった
「薩長同盟」を締結させた重要人物の一項目

一瞬しか、
習わない

いわゆる、
1~2行しか歴史の教科書に載っていない人物。

なのに

歴史人物ランキング

人気

不動の2位であり続ける!

坂本龍馬。

今回、その多くの人を魅了する
人気の秘密を

ビジネスの視点で分析して
丸裸にしたいと思います!

親近感

まず、ほとんどの人が
坂本龍馬に親近感を持っています!

その理由は
坂本龍馬が幼き頃

  • 泣き虫だった
  • バカで勉強が出来なかった(字も書けない+簡単な計算もできない)
  • 剣術も弱かった
  • 12歳になる頃まで、寝小便をしていた
  • ご飯食べてもポロポロこぼす

などなど

坂本龍馬は、
最初から神童と言われるような人物ではなく

「できの悪い」

落ちこぼれだったこと。

この「できの悪かった」ことによって
多くの人が坂本龍馬に親近感を抱きます。

最初からすごい!
できる人!

だと、近づきがたい…

どうせ、この人は
生まれつき「俺とは違う」異次元の人なんだろうな…
ってなりますが、

坂本龍馬のように

「えー!この人って、そんな当たり前のこともできなかった人なんだ!」

ってエピソードがあれば

じゃぁ、自分も頑張ったら
坂本龍馬みたいになれるかな…

歴史に名を残すような、
人物にはなれないけど

  • 何者かになれるかな…
  • 頑張ったらいけるかな…

可能性を感じさせてくれますよね。

人として
ダメエピソードがたくさんある。

実は、これが
坂本龍馬の魅力の一つです。

↑町人に
いじめられて泣き虫の龍馬

↑簡単な計算ができなくて
塾の師匠から見放される龍馬

↑ご飯を食べても
ポロポロこぼす龍馬

ちなみに
ご飯をポロポロこぼすのは、
大人になってからも治らなかったらしい

普通の人よりも「出来が悪い」

一見、何一つ
良いことではないように思えますが

親近感を持ってもらうときに
すごく使えます!

ちなみに僕は中学生の頃に
「いじめ」られていた経験があって

いきなり理不尽に
殴られたり、蹴られたり
カバンを隠されたりして

泣いていた暗い過去があるのですが…。

だから、坂本龍馬が子供の頃のいじめられて

一人で泣いている部分とかを読むと

他人事と思えない…

「俺と一緒やん…坂本龍馬」

メチャクチャ感情移入してしまいます。

優しさ・人間性

あと、坂本龍馬の「優しさ」
「人間性」も魅力の一つです。

  • 争いが嫌い。

(北辰一刀流の免許皆伝でありながら、人を刀で切り殺したことがない)

  • 困った人がいると援けずにはいられない。

(のちの妻となるお竜との出会いも、他人の家の借金問題に首を突っ込んだため)

あと、漫画内に何度か出てくるのですが

  • 子犬を助ける

などなど

これらの「優しい」「人間性」が
窺えるエピソードで

僕らの脳内に勝手に
坂本龍馬=とても良い人
という人物像が出来上がります。

他の話で例えると…

ヤンキーが川で溺れている子猫を助ける

というような
80年代の漫画で出てくるような話もw

優しい「人間性」を
垣間見せるエピソードですね。

このように

  • 「優しい」
  • 「真っ直ぐ」
  • 「バカ正直」

人として
憎めない

  • 「誠実」
  • 「綺麗な心の持ち主なんだなー」

というエピソードがある。

これも坂本龍馬の魅力です。

ちなみに
この人間性というのは

エピソードなしに
自己紹介などで

「僕は優しいです!」

なんて
ダイレクトに人間性をアピールすると

逆に
めっちゃ怪しまれます。

人間性をアピールするというのは、
ダイレクトに言葉にすると

「胡散臭さ」

が目立つようになります。

自分のプロフィールなどを書くときに
ダイレクトに人間性をアピールする言葉…
使っちゃうとアウトです。

これ、気をつけておきましょう。

余談ですが、昔の僕は

人間性アピールする言葉を使って
プロフィールを書きまくって

読者の人に「怪しい」と思われて

ブログから物が売れない時期がありましたw

理不尽に立ち向かう

さて、坂本龍馬の魅力

  • 親近感
  • 優しい・人間性


書いてきましたが

最も坂本龍馬が人に好かれる理由は

「理不尽に立ち向かう」

です。

江戸時代の日本は
身分制度によって

生まれた瞬間に
その人の一生が決まる時代でした。

将軍の子は、バカでも将軍になれる。

百姓の子は、どれだけ努力をしても百姓のまま。

今でいう「親ガチャ」によって
その人の一生が決まるのです。

当時、生きていた人は

必ずこの「身分制度」による理不尽な思いをしています。

身分の違う場合、
どれだけ好き同士でも結婚できない

(漫画に出てくる龍馬と加代さんのように…)

先にも書きましたが、
どれだけ勉強をしても、
身分の壁を超えて出世することはできない。

(武市半平太のように)

どれだけ、剣術が強くなっても
身分の高い武士には

手を上げることができない

逆らうことができない。

(坂本龍馬のように)

そんな時代でした。

坂本龍馬は郷士という
武士の中でも位の低い家柄に生まれます。

上士→郷士→足軽

特に龍馬の生まれた土佐藩は身分にうるさく

郷士が上士に刃向かうことなど、
あってはいけないし、

郷士が何かしら無礼をしようものなら
上士は郷士を切り捨ててもよい

とさえ、
されていたのです。

当時は、
この身分制度が当たり前とされていた時代でした。

しかし、日本は
ペリーの黒船来航以後、

それまでの価値観が崩壊されました。

将軍様には逆らえない!
という風潮から…

尊王攘夷!

日本に侵略してくる外国を打ち払え!

外国に対して弱腰な江戸幕府(将軍)
役に立たないなら、倒してしまえ!

今までと違う価値観が生まれます。

日本を変えよう!

という若者が
「日本を憂う志士」として

命を懸けて
日本を変えようと奔走します。

そんな中、坂本龍馬も

自分が理不尽な目を受けた
身分制度をぶっ壊すために

脱藩というリスクを犯して
国を変えるために奔走します。

その理不尽に立ち向かう姿に
多くの人は共感して

「応援」したくなる気持ちが沸き起こります。

基本的に世の中は

理不尽=悪
と無意識的に定義されていて

理不尽を突破する(破ること)=正義
です。

だから、
龍馬が「事を成す」こと=正義

それを応援している自分の価値観も正義
となるのです。

これを心理学では

「カタルシス」といいます。

自分の応援している人が勝利を収めることが
自分にとっても勝利となる心理です。

阪神ファンのおっさんが熱狂的にタイガースを応援するのもこの心理です。

  • 阪神が勝った・負けたで一喜一憂する。
  • 坂本龍馬が身分制度をぶっ壊すために奔走する。

全く違うように見える2つの事象ですが

「カタルシス」

という
自分が大切にしている価値観を応援する

抽象概念を知っていると
2つのことは同じことなのです。

時代背景もありますが、
あらゆるリスクを犯してまで
理不尽なことに立ち向かいまくる坂本龍馬に

多くの人が応援したくなる気持ちを持つことは
心理学的にあらがえないチカラが働くのです。

サッカーのジャイアントキリング(弱いチームが強いチームを負かす)に
多くの人が感動するのも全く同じ原理ですね。

まとめ

ということで

  • 親近感
  • 人間性
  • 理不尽に立ち向かう

という
視点から

なぜに、
坂本龍馬がこんなに人気があるのか?

論理的に分析してみました!

突き詰めていくと
やはり、人を動かすのは「論理」だけではなく

「感情」

なのだな~

と改めて、勉強になりました。

過去の僕は
ブログを書いていく上で

  • 親近感
  • 人間性
  • 理不尽に立ち向かう(カタルシス)

この基本的な知識を持たずに
自分のプロフィール記事を書いていました。

そして、
いつまで経っても

「売れない…」

「稼げない」

悲惨な状況でした。

でも、本当に

  • 親近感
  • 人間性
  • 理不尽に立ち向かう

の3点の知識を得て
深く理解して

そのことを自分のブログに反映させただけで
たくさんの人にブログ記事を読んでもらえるようになりました。

マジでビジネスを学べば
漫画からでも多くの事を学べる
再認識できる

最強の状態になれるんだな

と思いました。

お~い!竜馬(1) (ヤングサンデーコミックス)

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