どうも、川野です。
今回は
僕がサラリーマン恐怖症
サラリーマンとして働くのが
ツラいよ!怖いよ!
となった
過去の経験を書いていきます。
今でこそ僕は、
ブログで稼いで
自分で会社経営して
自由に生きられていますが
元々、僕も
ほとんどの人と同じように
26~31歳までの間
サラリーマンとして
働いていました。
ちなみに高校卒業して
18~26歳までの間は、
就職もせずにフリーターで
パチスロばっかり行ってて
ダメダメな日々を過ごしてましたが
今回の話とは
少し逸れるので
その時の話は
またメルマガで書きますね。
とにかく、僕は
26歳の時に
はじめて就職活動をしました。
最初は求人募集の項目に騙されて、
飛び込み営業の会社で働いてしまったり、
(3ヶ月と持たずに辞めた)
それから、
日雇いバイトで
なんとか食いつないだりしながらも
なんとか、
地元の小っちゃい人材派遣の会社に
サラリーマンとして
就職したのでした。
26歳での就職…
この事からも僕が若い頃、
どれだけ遊びほうけていたのかが伺えます…。
- 「ついに俺も社会人か―」
- 「出遅れた分、頑張って出世してやるぜー!」
- 「俺が本気出したら、立って帰れねーぞ」
- 「下剋上じゃー!」
と
就職する自分にやたらコーフンして
大口を叩いておりました。
今、思うと
マジで世間知らず過ぎて
「甘ちゃんだな」って感じです。
そして、
そんな僕は
早速、入社1ヵ月目から
サラリーマンの厳しさ。
世の中の厳しさ。
洗礼を受けました。
僕が勤めていた会社は
地元の従業員10人以下の
小さな会社です。
毎朝、8時出勤の20時退社。
普通に12時間以上の仕事が
当たり前の
超ブラックな職場でした。
もちろん、
17時以降は全てサービス残業…
月~土まで
そして初任給が
手取りで14万円!
研修期間を終えても
手取りが16万円!
…。
どーいうことやねん?
世の中、こんなにも厳しいんか!?
マジでか!?
辞めようかな…
一瞬、そう思いました。
しかし、
当時の僕は…
26歳までフラフラしていた自分が
資格もロクにない自分が
働かせてもらえる職場なんて
この世にここしか存在しない!
と、
自分のことに自信を持てなくて…
超ネガティブに考えていて…
今まで人生をサボってきた俺が
大逆転を起こすためには
ここで頑張らなきゃいけないんだ!
とか、
考えてました。
ネガティブなのか、ポジティブなのか…
僕は正社員として
やっと働けることになった人材派遣の会社を
簡単に辞めてなるものかー!
意味不明な使命感
義務感に近い感情
+
会社を辞めたら、
また無職のプータローになってしまう…
という恐怖心で
仕事を続けていくことになったのでした。
人生の墓場!?
入社して半年。
転機が訪れます。
結婚です。
しかも、出来ちゃった結婚です。
カッコよく言うと「授かり婚」ですわ!
これによって僕は
ますます
「仕事辞めれない」マインドになります。
結婚して
扶養家族が増えるからという事で
僕の給料は
めでたく17万円になりました。
んな、アホな…。
今後、出産を控えた嫁…
生まれてくる子供…
ひと月、17万円で生活するって
無理だろ!
なんとかならないものか…
僕は死ぬほど、仕事を頑張って
出世しよう!
給料を上げてもらう作戦にでました。
たまにしか会わない社長に
嫌われまいと必死にペコペコ…
上司にもゴマをすり、ペコペコ…
仕事、頑張ってまっせアピールをいっぱいしました。
実際、2006年~は
この当時、
人材派遣の仕事は
メッチャバブリーで
人さえいれば、仕事ガッポガッポ状態で
放っておいても
会社の売上げは上がりました。
それを、さも自分の手柄のように僕は
「こんなに会社の売上げに貢献しました!」
「僕、頑張ってますー」
と
隙あらば、
上司に報告してました。
僕が知っている限りでは、
この頃、会社の売上げは
僕が入社した頃よりも
1億円はアップしていた!
そして
・・・
・・
・
念願叶う!
「川野くん、来月から営業主任ね」
という
辞令を受けました!
出世キター!
よっしゃ!
これで給料アップだ!
一体、給料いくらもらえるようになるんだ!?
25万円ぐらいになるか!?
30万円とか、
もらっちゃうか!?おい!
捕らぬ狸のなんとかです。
僕はウキウキでした!
そして翌月の給料明細を見て…
役職手当1万円
・・・
・・
・
給料18万円になりました…。
ファック!?
はぁ!?
僕は車の中で
何度も
どーいうことやねん!?
叫びました。
さすがにこの時は、
会社に対して不信感がパンパンになった。
「サラリーマンやってられるかー!」
「俺は会社のただの歯車じゃねーか!」
「もっと給料よこせ!バカヤロー!」
僕は荒れました。。。
貧乏なのに
毎日、お酒飲んで(発泡酒だけど)
愚痴を言いまくってました。
そんな生活をしていたら、
歯茎が膿んで
歯根嚢胞(しこんのうほう)という
恐ろしく痛い病気になって
奥歯を3本抜く羽目になりました…。
なんなんだ!?
仕事を頑張って
会社の売上げアップしたのに
俺の給料は1万円しかアップしない!
さらに奥歯を3本も失った…。
世の中、理不尽すぎないか!?
入社5年…
僕は転職しようかどーか…
ちょっと本気で考えてみたりもした…
だけど、
妻も子供もいるから
毎月の給料を途切れさせるわけにいかないし…
今の職場でしか、
こんなに長い期間、働いたことがないし。
もし、転職しようとしても
他に勤め先が見つからないんじゃないか
相変わらず自分に自信が持てずに
不平不満を抱えながらも
まだまだこの職場で働いていくんだろうな…
何とか、給料上がらんかなー!
愚痴を言いながらも
ただただ毎日を過ごしていた。
その日は突然、やってきた
そんな感じで
僕は見事に「社畜」として搾取されていた。
ブラック企業に勤めながら
サラリーマンとして働いて
5年という月日が流れていた。
2009年
なんだかんだ
会社の文句を言いながらも
やることは
きっちりやっていたので
子供は二人目も生まれた。
ますます、お金が必要…
仕事を簡単に辞めれない…
でも、今のまま
18万円の給料じゃ
マジでやってられねー!
となっていた。
ちなみにこの頃は、
おこづかい月に
3万円…
タバコも吸ってて
昼飯代も込みの状態…
ヘビースモーカーだった僕は
- たばこ1日30本
- 昼飯はほとんど菓子パン
- 缶コーヒー
という
節約献立で日々を過ごしていた。
「あー豪華な昼飯が食べたいなー!」
「もっとお小遣いが欲しいなー!」
「パチスロ行って、1000円で大勝ちできないかなー!」
「旨いアテとお酒が出てくる居酒屋に飲みに行きたいなー!」
「給料、上がらねーかなー!」
ずっと、ぼやいていた。
マジでお金がなかった。
- 家賃・駐車場が7万円
- 車のローン・保険で3万円
- 光熱費・携帯代2〜3万円
- 家の食費2〜3万円
毎月の給料は
月末にきっちりゼロになり
貯金なんて全くできなかった。
俺の給料は、
なぜこんなに少ないのか…
なぜ、
こんなにもお金に困るのか?
僕の頭の中は
常にお金が足りない問題で支配されていた。
そんな31歳の時だった。
ある日、会社に行くと
珍しく社長が居て
話があるから、ちょっと来いとのこと…
「なんだろう…もしかして、給料が上がるのか!?」
と
期待していたら…
突如、社長から
「川野くん、明日から会社に来なくていいから」
と一言。
???
??
僕の中で一瞬、時が止まった。
は??
何、言ってんだこの人?
僕は社長が
オヤジギャグを言っているのか?
これはドッキリか!?
今、何が起こっているのか
よくわからなかった。
どーした?
コイツ?
頭、おかしくなったか?
マジでそう思った。
しかし、その後
社長は手短に淡々と
2008年のリーマンショック以降、
会社の売上げが下がって経営が厳しくなった
今月中に会社は破産手続きを行う予定だ
失業保険は「会社都合の退職」になるので、すぐに出るので安心したまえ
などなど
一方的に
「会社が倒産する」
「君は解雇(リストラ)だ」
という話を聞かされた。
明日から無職
毎日、毎日、働いていると
急に会社の建物が
ぶっ壊れて
(何らかのトラブルがあって)
明日から何日間か
いきなり仕事が休み!
でも、給料は貰えますからねー!
そんなハッピーな事が
起こらないかな…
なんて考えた事ないですか?
僕はしょっちゅう考えてました。
しかし、それは
あくまで
「あー仕事、休みたいなー」
という
願望・夢想であって
現実に起こってしまったら
ビビります。
というか
困ります。
だって、
明日から仕事ない
会社がない…
ってなったら
それは=明日から無職。
毎月の給料が
なくなってしまうことだから。
僕はそれが現実に起こってしまいました。
マジで焦りました。
というか、僕の場合
虚無感と言いますか…
脱力感が半端なかった。
この会社で出世してやる!
給料を上げてもらうために
骨肉砕身で働くぜ!
マジで全力で一生懸命、
会社のために頑張ってきた…
40℃近く熱があっても
這ってでも仕事したし、
子供の出産の時に「立ち会って欲しい」と言われたけど
仕事で立ち会えなかったし
(未だにそのことで嫁には文句言われます)
一生、俺はこの職場で働いていく
それぐらいの覚悟を持ってやってきた。
なのに、いきなり
「明日から会社に来なくていいから」
僕の意志とは関係なく
来月には会社はなくなる。
僕が築き上げてきた人間関係…
信頼関係もなくなる…
何だったんだ
俺の5年間は…
僕は社長との話が終わった後
会社の雑居ビルの屋上で
放心状態でタバコを吸っていた…
明日から、仕事どうしよう…
31歳で貯金もないのに
また無職→職探しとか…
うわああああああああ!!!
マジで世界が終わった感が半端なかった…
なんで1億円も会社の売上げがあったのに
倒産なんだ!?
何で社長はBMWを乗り回してるのに
俺の給料は18万円なんだ!?
社長だったら
勝手に会社を倒産させていいのか!?
俺、明日からどーするんだ!?
俺の人生、どーなるんだ!?
なんで俺は、こんなに不幸なんだ!
不運なんだ!
時間の経過と共に
「怒り」が爆発してきたが
会社が倒産する。
その社長の身勝手な決定は何も変わらない…
理不尽な世の中は何も変わらない…
現実が目の前にあった…
僕は社長を…
自分の運命を恨みました。
(ちなみに会社の倒産理由は、後で聞いた噂話だと、新しい事業に投資しようとして失敗したのが原因だったらしいです)
そして僕は…
いきなりの会社倒産…
僕は途方に暮れました。
一応、嫁には
ちゃんと話をして
状況は把握してもらえました。
嫁と息子二人…
食わしていくためにも
「とにかく、仕事を探さないと」
頭では理解しているのですが
「次に働く会社がまた倒産とかなったらどーしよう」
いきなり会社が倒産したトラウマが強烈で
再就職することが不安で不安で
たまりませんでした。
というか、
今回の会社倒産の件を経て
僕の中では、
サラリーマンとして生きることは
安全・安心だ!
という常識を
完全に破壊されてしまったのでした。
さらにサラリーマンは
一生懸命、会社のために働いて
売上を伸ばしても
- 出世できるわけじゃない…
- 大して給料は上がらない…
という現実も
目の当たりにしました。
何より会社というのは、
全ての決済権が社長にあるので
社長が「倒産」と言えば
会社はなくなる。
(株主が他にいる会社はそうじゃないけど)
僕は「サラリーマン」という働き方が
全く信用できなくなってしまったのでした。
サラリーマン恐怖症
サラリーマンはもう嫌だ…
僕は途方に暮れました。
そして、この後
僕は友人と起業して
大失敗して借金300万円抱えてしまう!
という恐ろしい未来が待ち構えていたのでした!
(起業に失敗する話はこの記事に詳しく書いています)
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